ボクはこう見えて東京マラソンを2度ほど完走しているチンケな鈍足ランナーなのですが、大会も明日に迫ったことですし過去の栄光を自慢げに語ってやろうかと思います。
※一番下に同レベルの初心者ランナーへ向けての説法アリ
不本意ながら東京マラソン初参戦(2011年)
前年の2010年の真夏のある日、Twitterで絡みのある方々が挙って東京マラソンの一般ランナー参加募集に申し込んだと知り、長距離なんぞ走った事ないのに冷やかしで応募。
そうしたところ何を間違ったのか自分だけが当選。「参加料を払わずにシレっとやり過ごそう…」と目論むも、周りから「頑張って下さい!」等と応援されてしまい走らざるを得ない状況になってしまいました。
仕方なく年末から練習を開始。しかし、普段からの不摂生がたたり、10日連続で10キロを走った時点で両膝がパンク。ランニングを再開できたのは2月に入ってから。
結局、最長でも11キロ程しか走らないまま当日を迎え、もうヤケクソのままスタート!
ただ、事前に金哲彦さんの著書を立ち読みしたら「走って休んでを繰り返しても制限時間の長い東京マラソンならば誰でも完走は可能」的な事が書いてあったので、それを鵜呑みにして通常よりもゆっくりなペースで走ったところ、辛さはあったものの一度も歩くことなく無事に完走致しました(タイムは5時間36分)
当時、新調された北海道日本ハムファイターズのレプリカユニを着て走ったので沿道から「ファイターズ頑張れ!」なんて声を掛けられ、疲れてへこたれそうな状態を乗り切る事が出来まして。声援てものは力になるんだなあと身を持って知った次第です。
唯一、腹が立ったのは後半の給食で一応の名物として知られている人形焼きを二つも手渡されて食べた際に口の中の水分を全部持ってかれてエライ目にあったことでしょうか。
沿道の方がコーラを紙コップで振る舞っていたので1杯頂き事なきを得たが、かなりヤバかったです。
んで、そのコーラがクッソ美味いこと!普段飲んでいるコーラはその実力の半分も出していない代物だと分かりましたよ。35キロ以上走った上で口にすれば、神から与えられた聖水と化しますのでお試しあれ。
調子に乗って東京マラソンに2度目の参戦(2014年)
プレミアムメンバー枠での当選。
その頃はすでにモノノフとして”ももクロ”にどっぷり浸かっていたので推しカラーの黄色で全身コーデ。
こうやって見ると、かなりの痛々しさ。街中で出会ったら避けるのが無難。ペンラと扇子も装備していて何をする気だコイツはって感じ。
でまあ、前回の反省点を活かし真夏からシッカリと練習に励んでおったのですが、10月上旬にまたもや両膝に炎症が。
そのまま年も明けて2月に入り、一切トレーニングらしい事もしないまま痛みを抱えて当日を迎えました。
2年振りのフルマラソン挑戦も再びヤケクソ状態でスタート!走り出しはモノノフとして推し色に身を固め大都会東京を浸走っている自分にご満悦でしたが、その格好が命取りに。
沿道の観客及びボランティアスタッフさん、更には群衆に紛れ込んでいたと思われるモノノフの同志から「みんなの妹…!」や「ももいろクローバー…!」等々、フリをかまされまくり。
それに対して無視するわけにもいかないので健気に対応していたのですが、スタミナに余裕のある序盤はサッと返せるんだけど後半余裕のない所でやられると結構辛いモノがありやした。気持ちは本当に有り難いんすがΣ(・∀・;)「ももクロ頑張れ!」とかは素直に力になって嬉しかったッス。
と、そんなこんなで給食のプチトマト等を美味しく頂きながら無事に完走しましたが、20キロ過ぎからのスタミナ切れが激しく前回と大して変わらない5時間20分でゴール。
ハーフまではそこそこ走れてたんすよ。でも、やっぱり練習しないと痛い目をみますね。マラソンを舐めてました。
次回また当選したならばシッカリと鍛錬を積んで走りたいと思います。
同タイプの初心者ランナーへのアドバイス
さてさて、ここからは東京マラソンに挑むボクと同じ様な練習不足の初心者ランナーへ下世話なアドバイスをば。
とりあえず10キロを走れるようになればフルマラソンは完走可能です。週3で5キロ〜10キロをラン。辛かったら歩いてもいいです。継続していく事で徐々に脚力や走力が付いていきますので。ボクは10キロ以上は走らない体たらくでしたが、出来ればレース前に一度位はLSDで20キロくらいは走っておいた方が長距離の感覚も掴めるので良いかも。
CW-Xというスポーツタイツもお勧め。両膝をテーピングしているかの様な効果があるので長距離を走るのには打って付けで、参加した2大会とも膝を痛めていたのに完走出来たのはコレのお陰かもしれない。
で、1週間前からは練習はせずに体調管理に務めること。大会3日前からカーボローディングを開始。スタミナを付ける為に炭水化物を多目に摂取。
当日は余裕を持って行動しましょう。自宅でランニングウェア(速乾性があるものがベスト)を着込み、シューズに計時チップをガッチリ固定して新宿へGO。
現地は相当な混み具合なので迷わないように。忘れ物はないかチェックして手荷物は早目に預けましょう。
預け手荷物は医薬品(痛み止め、傷薬、湿布、エアーサロンパス等)、飲料水、タオル、着替えなど必要なものを持参。
ちなみにボクがフルマラソンを走った時に必要だと思ったものは腕時計、日差し避けに帽子、雨対策に100円ショップで売っているポンチョ(当日晴れれば必要なし)など。
ウエストポーチなどに入れておくものは、備え付けられるなばら飲料水(給水所があるので絶対ではありません。緊急用に紙パックの250mlのとか。)塩飴やブドウ糖他、痛み止め、お金&クオカード、ティッシュペーパー等でしょうか。これらは汗で濡れてしまう可能性を考慮してジップロックに入れてもいいかも。いざという時に出し難いですけど。飲料水に関しては2015年大会からペットボトルの持ち込みが禁止されたので紙パックやアルミパックの250ml×2までOKだそうです。
トイレは前もって済ませておくのが宜しいかと。ブロックが後方の人は号砲が鳴った後も10〜15分ほど歩くことになります。あと待ってる間がクソ寒いです。
基本的には給水&給食で事足りますが、タイムの遅いランナーだと給水が終わってたりすることもあります。その場合は私設エイドの方々に助けてもらうのも手。その際は感謝の言葉も忘れずに。
序盤の7キロ近辺まではゆったりとした下り坂になっているので、ペースが速くならないように気をつけてください。
東京マラソンに参加していることで普段よりテンションも高くなっているでしょうから出来るだけ抑え目に。先は長いですから体力は温存するに越したことありません。
レース中にスマホなどで写真を撮りたい方は他の人の邪魔にならないよう気を付けること。立ち止まって撮影したい場合は後方及び周囲を確認して端に寄るのがマナーかと思います。
兎に角、関門に引っ掛からないように気を付けてマイペースで。ゴールするのに5〜6時間を超える位のタイムで走る人は途中で収容バスとすれ違う事もありますが、それを見て焦らないように(笑)
多分、30キロを過ぎるとスタミナも切れて思うように足が動かず辛くなってきます。
そんな時は意識的に嬉しかったことや楽しかったことなどを頭に思い浮かべたり、好きな歌を心の中で熱唱するなどして誤魔化すのが吉。
ぶっちゃけアレですよ、フルマラソンなんて10キロ走を4回とちょっと走るだけですから。小分けにすれば大したことない。そう思い込めば走りきれるはず。
自分の様な根性なしも完走出来たのだから、たまたま当ブログを覗かれたアナタにも走りきれると断言しときます。
参加出来ることになったら折角の機会を楽しんでください。
2016年3月1日 加筆
ゴール直後、誇らしげに「推しはハッキリ!名前入りマフラータオル」を掲げる筆者。
実際は疲労困憊で表情死んでる(ヽ´ω`)