本年度の東スポ主催プロレス大賞が発表された。MVPはオカダ・カズチカ、年間最高試合賞は天龍源一郎対オカダ・カズチカに決定。
MVPに関しては文句なし。年間最高試合は確かに観る者の心を揺さぶる闘いではあったが、どうしても天龍への功労賞的な意味合いが拭えない。昭和プロレスに対して思い入れのない世代・客層に果たして届いていたのだろうか。個人的には1.4の中邑真輔対飯伏幸太の一戦が獲るべきではなかったかと思う。
あと納得いかないのは最優秀タッグ賞。何故、大仁田&長与組が選ばれるのか理解に苦しむ。ただ単に話題に成りさえすればそれで良いのか。
新人賞も該当者なしだとか、選考委員は本当にプロレス界全体を見渡しているのか甚だ疑問。
過去の産物に敬意を払うのは良い事ではある、しかし今現在と未来を見据えなければ業界の発展は望めない。
大晦日に開催されるRIZINは、これまた過去のビッグネームを寄せ集めた懐古厨向けの格闘イベント。
特に興味をそそられる試合は見当たらなかったが、ボブ・サップ対曙の試合がシュートボクシングルールを採用し、シーザー武志がレフェリーを務める事が決まった。投げと立ち関節ありのルールでやるのはちょっと面白そうである。そして何よりもシーザー会長のレフェリングを拝めるだけで注目度満点だ。
とは言え、ここ数年のサップはギャラさえ貰えればすぐ1Rで負けるような体たらくなので結果は見えているのだが。