LINEヤフー presents プロレスリング・ノア25周年記念大会 MEMORIAL VOYAGE 2025 in KOKUGIKAN
ダークマッチ
菊池悠斗対小田嶋大樹
キャリアの差もあり菊池の貫禄勝ちではあったが、今日も新人離れした動きをする小田嶋。特にダイビング・ボディーアタックのフォームが素晴らしい。アレだけでも客は湧くよ。
◯菊池(9分24秒 カオスブレイク→片エビ固め)小田嶋✕
第1試合 GHCジュニアタッグ選手権
【王者組】AMAKUSA&宮脇純太対アルファ・ウルフ&ドラゴン・ベイン【挑戦者組】
久々に来日のロス・ゴルペアドーレス。相も変わらず飛びまくる。
前回、HAYATA&YO-HEY組に勝った”あまみや”だったが力負け。
とは言え、しょっぱかった純太はもういない。タッグでリベンジするのか、それともシングルに照準を合わすのか。
◯ベイン(11分37秒 サンタマリア→エビ固め)宮脇✕
※第62代王者が2度目の防衛に失敗 ドラゴン・ベイン&アルファ・ウルフ組が第63代王者に
第2試合 10人タッグマッチ
マサ北宮&谷口周平&近藤修司&アレハンドロ&カイ・フジムラ対モハメド・ヨネ&藤田和之&小峠篤司&大原はじめ&ブラックめんそーれ
いつも失敗に終わるブラックめんそーれのムーブが珍しく成功。
まんべんなく全選手が見所を披露して小峠がキルスイッチでカイ・フジムラをピン。
◯小峠(9分56秒 キルスイッチ→エビ固め)フジムラ✕
第3試合 シングルマッチ ※レフェリー ジャッジメント征矢
HAYATA対タダスケ
レフェリーのジャッジメント征矢の存在感が有り過ぎて(゚∀゚)
試合は慣れないレフェリングの隙を突いて小狡いタダスケが勝利。
そして稲葉大樹が酷い扱いでの帰還(笑)
◯タダスケ(9分03秒 十字固め)HAYATA✕
第4試合 GHCナショナル選手権
【王者】ガレノ対サクソン・ハックスリー【挑戦者】
真っ向勝負の闘い。
情熱を手に入れたハックスリーだったが、ガレノに敗戦。
◯ガレノ(5分28秒 ガレノスペシャル→片エビ固め)サクソン✕
※第17代王者が初防衛に成功
第5試合 GHCタッグ選手権
【王者組】ジャック・モリス&ダガ対拳王&佐々木憂流迦【挑戦者組】
まさか憂流迦がモリスを絞め落としてベルトを巻くとは!
モリスとダガの今後はどうなる。
◯憂流迦(13分24秒 変型胴締めスリーパーホールド→レフェリーストップ)モリス✕
※第69代王者組が初防衛に失敗 拳王&佐々木憂流迦組が第70代王者組に
第6試合 GHCジュニアヘビー級選手権
【王者】Eita対YOH-HEY【挑戦者】
序盤に場外でEitaのインペリアル・ウノが炸裂してYO-HEYはK.O状態に。しかし、そこから辛うじて踏ん張り反撃に転じ、最後はドロップキック連発から封印していたバンブードラゴンフライを解禁!ついにYO-HEYがGHCジュニアヘビーのベルトを巻いた⋯のに空気を読まないタダスケが乱入してブチ壊し。許さん。
◯YOH-HEY(13分08秒 バンブードラゴンフライ→エビ固め)Eita✕
※第57代王者が4度目の防衛に失敗 YO-HEYが第58代王者に
第7試合 タッグマッチ
秋山準&杉浦貴対遠藤哲哉&オオワダサン
変形スターネスダストαを食らってフォール負けしたエンテツは果たして更正したのだろうか。
◯秋山(16分49秒 スターネスダストα → 片エビ固め)遠藤✕
第8試合 方舟伝承シングルマッチ
丸藤正道対清宮海斗
当然ながら噛み合う内容に。丸藤らしさが随所に見られたが、雪崩式エメラルド・フロウジョンから最近使い始めたダイビングエルボードロップで清宮勝利。
解説の武藤敬司は「アレは俺の技ってよりランディ・サベージだな」と語っていたが、ちゃんとフラッシング・エルボーっぽいフォームで打ってたろ!
◯清宮(16分57秒 ダイビングエルボードロップ→エビ固め)丸藤✕
第9試合 GHCヘビー級選手権
【王者】OZAWA対KENTA【挑戦者】
出し惜しみせずに組まれたカード。
個人的にはKENTA久々の戴冠が見たかったが”令和に生まれた怪物”OZAWAの前に轟沈。
キャリア3年にも満たないのに何故あんなにプロレス頭を携えているのか理解不能。間の取り方や技を出すタイミング、観客を惹き付ける動作といったセンスには脱帽するしかない。
しかし、負けたとは言えKENTAも以前と変わらないハードヒットでしばき合うスタイル+WWEで培った表現力を見せてくれて、今もトップレベルでメインを張れる事を証明出来たのではないだろうか。
それを感じられただけでもファンとしては嬉しい。つーか、新日時代にバクステばかり注目されてたのは何だったんだ。普通に上で闘えただろ。まあ、そこら辺は政治的な話になっちゃうか。
そして試合後には清宮海斗がOZAWAに挑戦表明。またブーイングを浴びていたけど全く気にする必要なはない。
ただ、これだけのカードなのに大会場での興行予定がないから後楽園ホールで組まれちゃうのは勿体無い気もするが…元日にOZAWAにショックが起きたから仕方がないか。
-余談-
試合前には予想通り「クラッシュ」が鳴り響き、WRESTLE UNIVERSEの放送席に蝶野正洋が降臨。
ヨシタツの発言から、てっきり黒幕として登場したと思いきや本人曰く「解説者として来た」「TEAM2000Xの許可はしていない」とΣ(・∀・;)
試合後にはTEAM2000Xのメンバーと写真に収まっていたが(無理やり)一体これはどういう事なのか。
実際、ユニット名の使用許諾は取っているとしても、蝶野本人とは無関係ってのはイマイチ面白味に欠けるような。
せっかく同じ名称でやっているのだから、ここら辺はもっと練って欲しかったなあ。
◯OZAWA(26分45秒 Real Rebel→片エビ固め)KENTA✕
※46代王者が4度目の防衛に成功
総評
ダークマッチから実に10試合組まれていたわけだが、満足度の高い大会となった。
それでも動員数は4521人。まだまだ上を目指せる。次回こそは満員に。